金融自由化による金融市場への影響
戦後の日本は経済を立て直すために金融市場に様々な規制を設けていたのです。
例えば銀行の金利などを各行で横並びにしたりして保護したのです。
いわゆる護送船団方式ですが、これによって日本経済は驚異的な発展を成し遂げたのです。
ところが世界の流れが金融自由化になっていき、日本経済もその方向に舵を切ったのです。
その結果、横並びだった金利も銀行によって自由になり、競争が激化して金融市場がさらに活発化したのです。
それまでは銀行や証券会社などには垣根があったのですが、それらも金融自由化によって取り払われたので競争が起こるようになったのです。
これによって弱小の銀行は立ちゆかなくなり、大手に合併吸収され、金融業界は再編されたのです。